第1話(5月1日号)
がんばれ!訪問介護事業

 

■自分らしい生涯を全うするために

誰もが自分らしく、しあわせに生涯を全うしたいと願っています。

その人らしい自由な生き方と、自立をうながすことが「介護のあるべき姿」といえましょう。

とくに訪問介護は、住み慣れた自宅、住み慣れた地域で、

最後まで安心して生活できることを実現するために、欠かせない形態のひとつです。

また、介護の基本理念である「可能なかぎり自立性、主体性のある生活」をめざすためには、

地域での顔見知り、人間関係は、けして見逃せない要素になります。

一人ひとりの尊厳、人権をまもるために、訪問介護事業が果たす役割は、

これからますます重要になってくるでしょう。

 

■訪問介護事業への逆風

それに反して訪問介護事業は、介護職員の不足や経営継続における多くの課題をかかえています。

このままでは訪問介護事業の形態そのものが、存続の厳しい時代を迎えることになります。

私たちの将来は、やはり在宅で老後を迎えるのが困難になるのでしょうか?

自宅で、自分らしく生涯を全うすることができなくなるのでしょうか?

国の情勢も厳しく、手厚い業界保護も期待が持てません。

となると、訪問介護業界の経営そのものを見直すことが、強く求められることになります。

豊かな高齢者生活をめざすために、明るい訪問介護事業の未来をつくっていきましょう。

本サイトでは「訪問介護事業の現場」から、継続的にみなさんと一緒に

「訪問介護事業の経営、運営のあり方」を考えていきたいと思います。

ぜひ、お楽しみに!